こんにちは。
今、ラグビーのワールドカップが開催されています。
遅寝早起きしながら熱戦の数々にエキサイトする日々でございます。
現時点で日本代表もグループリーグ3位につけ、アルゼンチンとの一騎打ちで「勝った方が予選突破!」というシンプル且つ非常に熱い展開となっております。
そんなラグビー日本代表のフッカー、❝ ラスボス ❞ 堀江翔太選手が、ワールドカップに向かう時の空港で「サンダル履き」だったという記事を目にしました。
なんでもサンダル履きの理由は「足の親指を使う訓練のため」との事。
・・・ものすごく納得でした。
堀江選手は、アラフォーのベテランで、首の手術も経験してます。
なのに試合ではFWらしいゴツゴツしたプレーはもちろん、時にはしなやかな忍者のような動きをしてみたりと、年齢を感じさせないプレーで観客を魅了します。
それは、普段から足の親指を使う訓練をし、使えているという事も一因だと思われます。
人間の歩行は、かかとで着地し、親指で地面を蹴るという動作です。
しかし、それがちゃんとできていない方が多く、それにより、足や膝の痛みにつながる事もあります。
特に、足の親指で蹴る、親指を使うという事ができない人が多いと考えられています。
足の親指が使えないと、影響が出るのは歩行や足・膝だけではありません。
全身の力の入り方も変わってきます。
例えば、「重い荷物を持ち上げる」という動作。
一見すると、肩や腕しか使ってないように見えますが、「全身」を使っているのです。
「運動連鎖」という言葉があるのですが、荷物を持ち上げる動作も、「足に力を入れて体を支え、骨盤や体幹を安定させ、肩甲骨を動かし、腕の筋肉を使い、持ち上げる」という全身の一連の動きが関与しているのです。
ですので、野球でピッチャーの選手が練習して投球フォームを身に付けるのも下半身もトレーニングするのも、投球という動作が肩だけでなく全身を使っているからなのです。
足に力を入れて体を支える際、重要になってくるのが足の指、特に親指です。
足の指で地面をつかむ(グリップする)事が体の支持には必須です。
これがうまくできる、できないにより、全身の力の入り方が変化するのです。
日常生活ではあまり感じないかもしれませんが、スポーツ選手ですと、「タイムが縮んだ」「投球スピードが上がった」「パワーが出た」「当たり負けしなかった」という事につながるのです。
なので、前述の堀江選手の話、非常に納得でした。
堀江選手のあの動きは、普段から親指を使う訓練をし、親指を使えているからなのでした。
ちなみに、足の親指を使えないと、「外反母趾」「偏平足」「足底筋膜炎」といった足のトラブルや、膝の痛み、股関節の痛みにもつながります。
ですので、そういった症状の方には、痛みをとる施術に加え、足の親指を使いやすくする施術や訓練の指導も行っております。
そうする事が、痛みの治療+予防となるからです。
また、スポーツをやっている方や部活動の学生には、足以外の痛みの場合でも、足の状態を見て、状態により足の親指を使いやすくする施術や訓練の指導も行っております。
いいプレーやケガの予防につながるからです。
ちなみに、堀江選手が普段履いているサンダルは、「ビルケンシュトック」というメーカーのサンダルだそうです。
私物。
偶然にも「歩きやすい」という理由で数年前から夏場は愛用してました。
堀江選手の記事を読んで、ビルケンシュトックの構造や特徴を調べてみました。
そしてそれを意識して履いてみて・・・納得。
確かに親指が使いやすい構造ですね。
これからは親指をより意識して履いてみようと思います。
っと思った矢先、道端でこけてソールが剥がれるという悲劇・・・( ;∀;)
修理して履かねば・・・。